2012.03.18
北林一光 著 『ファントム・ピークス』を読みました。
ある日♪、森の中♪、クマさんに♪、出会って♪、食べられちゃうお話です。
久々に、ド直球ホラーでした。
以前、アンビリバボーかなんかで熊の事件の特集やってた気がするんだけど、
その時、最初に女性を食べたらその後もずっと女性を食べるってのが印象に残ってて、
この作品の中でも同じように女性をターゲットにしていました。
描写がエグイのなんの。しかもランチの時読んじゃったよ。。。
あと、ツキノワグマとヒグマは大きく違う事。人を襲うのは主にヒグマだそうな。
動物園では普通に見てたけど、今度改めて見る時はまた感覚が違うだろうな。。。
ちなみにこの作品で描かれていたのは、
人間が自然界の頂点にいるように勘違いしている、驕りへの警鐘でした。
悪いのは人間の方だという事。
でも、クマさんに食べられて死ぬのだけは、どうしても避けたい。。。。。。。。ぞくっ。

2012.03.13
大好きな永井一正さんの「つくることば いきることば」を購入☆
美しい銅版画と、心の中に優しく乗っかるような言葉たちが載っております。
青山ブックセンターに行くと、銅版画の実物が見れます!
装丁はご存知、アートディレクターの永井一史さんですね。
いつも思うけど、いいものづくりをする人は必ずいい言葉を持ってるよね。
私もいつかそんな人に…なれるかなw
というわけで気になった「何度も読みたい広告コピー」も購入☆
「何度も読みたい」というタイトルからか、装丁のデザインは古びた印刷が施されているようで、
最初気が付かなくて、しかも置いてあるのが一冊だったので
「この本のキレイなヤツありますか?」って店員さんに聞いてしまったw
失礼しました。。。

2012.03.13
貫井徳郎 著 『乱反射』を読みました。
日頃、誰でもふとした瞬間に起こしてしまう、モラルの欠如。
その小さな罪が連鎖して幼い命が奪われてしまう…というお話。
登場人物はみんな普通の人(より私的に嫌いなタイプが揃ってるw)で、
ちょっとずつの自分のモラルのなさが起こした事故(人災)を突きつけられて、
みんながみんな、保身をする様が描かれています。
非常に胸糞悪い人間が描かれているので、読んで後悔しますw
なんというか…本当に最悪の偶然が招いたんだけど、
振り返ると、ひとつやふたつやっちゃってる事だよなぁ。。。と思う。
というか、ふと思ったけど、こんなにもモラルを問われながら生きていく民族?も少ないんだよね。
豊かな国だからこそ、社会に守られて生きていき、みんながお互いに役に立って生きている。
だから、直接的に「悪いことをした」と指摘されるより、「社会に反している」と言及されると、
異常なまでに拒否反応を示してしまう傾向があるように感じるなぁ。。。
ちなみに、歩きタバコの人が道路にツバ吐いてるのを見ると
本気でイラっとするのですが…自分もいろいろやらかしてる(酒)ので
おぉぉぉぉぉ。。。人のこと言えない。。。。。。。まずは自分が、だね。
にしても、子供を失う親を見るのは、小説の中でもかなりシンドイわ。
選ばないように気をつけよう。。。はぁ。
