2012.09.23
湊かなえ 著「往復書簡」を読みました。

それぞれの事件、ミステリーを中心に、
手紙のやりとりを通じて、謎を、真実を紐解いていく短編集です。
怪我をした行方不明のモデル、
生徒より夫の命を優先しようとした女性教師、
事件の真実を隠し続ける遠距離恋愛の男女、
ドロドロやら怖いやら感動まで目白押しでございます。
普通の会話よりも手紙の方が本当の事を話しやすいのかも。。。
というのがまた面白いです。
いやぁ。。。湊かなえ作品、ハズレないわぁ。
「北のカナリアたち」も気になりますっ!
2012.09.23
伊坂幸太郎 著 「あるキング」を読みました。

伊坂作品はハズレないなぁ。。。と思っているうちに、
あっとゆう間に読み終わってしまいました。
ある、弱小野球チームにいた選手の愛読書である、
シェイクスピア「マクベス」の、
「フェアはファウル、ファウルはフェア」をテーマに
話は進んでいきます。
マクベスは読んだことないからよく分かんないけど、
3人の魔女ってのも実際に登場してきます。
王求(おうく)という、天才野球少年を育てるために、
両親は重罪を犯すのですが、
その犯罪も、本当に両親が悪いのか、
本当の悪は、正義は、どこに存在するのか、
「フェアか?ファウルか?」(野球なだけに)、
しんみりとした切ないラストが待っております。
ラストは賛否両論あるだろうなぁ。。。という感じです。