2012.12.23
貴志祐介 著「悪の教典」を読みました。

映画化もされたので有名ですね。
生徒にも先生にも熱い信頼と人気を集めている「ハスミン」が
反社会性人格障害(サイコパス)で
邪魔者を次々と排除していくホラーサスペンス。
久しぶりにホラー見ましたが、今までの中で一番キライなタイプかも。
もちろんホラーとしてはスリルもあって、やけにリアルだし
著者の意図したものが十分伝わるのだが、
何も得るものがないとゆうか、いや、そもそもホラーってそういうのなんだけど。。
これ、一体誰が得するんだろうかと。。。
そうそう、あんまり面白みもなかったんだよね、殺し方とか(←おい)。
驚くようなトリックがない。
うーん、とにかくなんか違う!!「ISOLA」のが面白かった。
残虐性ばっかりのホラーはつまんないんだなと、勉強になりました。
ハスミン死んでないから続編もあるのか?それはコケるだろうな。。。
少なくとも、仕事とは言え、
年頃の女の子(某人気絶頂アイドル)に観せる内容の話ではない事は確か。
読むまではえーって思ってたけど、今はちょっと同情しています。
あと、海外では実際にこんなんが起きているので、
本当に放映して良かったのか、日本人ってこうゆうとこしれっと鈍感というか、
これこそ平和ボケなんだろうな、と思います。
やっぱダメですよ、ちゃんと考えないと。
2012.12.17
ずいぶんと久しぶりの更新になってしまった。
前回の更新が9月って事は、これまでの間に私、結婚しましたw
今後ともよろしくお願いいたします。
んで、
恩田陸 著「ねじの回転」を読みました。

難しくて説明できんのだが…
世界の終わりを救うために、時代を二・二六事件まで遡って、
事項を「確定」していく事に奔走するお話。
昔に遡って事件の内容を変えるんじゃなくて
同じ事をなぞる(→確定)んだよね。。。なんでなんだっけ。。
この弱い頭では理解できなかったわー(涙)
しかも漢字も日本史的内容も難しくて、
初めて上巻を2回読み直しました。
おかげでいろいろ勉強になりました。
日本史、めちゃくちゃ苦手で専攻もしなかったくらいだけど
(すみません世界史も地理も本当に苦手でした)
こうやって読むと面白いのね。
戦争も血を流す改革も、
家族兄弟のいる若い青年たちが
熱い闘志を抱いて、本当に命をかけてやったのだ。
正しいか正しくないかは置いといて、
今の時代ではホントに考えられないし、
精神的にも肉体的にも、人間として
今の私たちが昔の人より勝ってるところなんて
少しでもあるのかい?と思わせる内容でした。
しかし、家に押し入って人殺してワーワー盛り上がる、
そんな時代があったなんて。。
やっぱ今の時代は平和なのね。。。
完全なるSFですが、ある意味リアル満載で
感動もあり、スリルもある、良い作品だと思いました!
ところで、今日は総選挙でした。
投票率59.21%、戦後最低水準、
日本人の闘志は、地に落ちたもんだと、、、
他人事ではないので、もっと勉強しないとね…
うーんでも、やっぱ社会科は苦手だわー泣