木洩れ日に泳ぐ魚
2013.01.03
恩田陸 著「木洩れ日に泳ぐ魚」を読みました。
幼い頃に養子に出されて離れてしまった兄妹。
再会し同居したものの、恋愛に近い感情に苦しみ、
別離を選んで最後の夜を過ごすのですが、
ある一人の男の死を巡り、その死の原因と
恋愛独特の駆け引きが繰り広げられ、
真相を解き明かす、、舞台上の二人芝居のような設定で、
これぞ恩田陸という感じです。
最後の別れ際の女性の感情がなんとも言えずリアルです。
ちなみに、近親者が再会して恋に落ちるというのは
間違った心理現象で、本来治すべき対象なのだそうな。
まぁ恋愛って思い込みが大半ですからね。
百年の恋も冷めないように、日々気を付け。。。れないな。。。