2012.08.16
湊かなえ 著 「贖罪」を読みました。

幼い娘を殺された母親が、
犯人の目撃者である、当時まだ小学生だった4人の少女に
「私が納得できる償いをしなさい」という言葉を投げつけた事で、
成長した4人の「償い」という負の連鎖が始まっていくお話。
犯人が他にいるとハッキリしているにも関わらず、
あまりにも大きいものを背負って成長してしまった少女たち。
男女関係含め、心の病と愛情がグルグルと渦巻いて、
哀しい結末を辿ってしまいます。。。
すごい面白かったです。
子供に罪を償わせるという視点では「告白」に近いものがあります。
お母さんが悪いというか、
少女たちの取り巻く環境、男運もろもろ悪すぎるw
事件がなくてもこうなる運命の4人だったんじゃ。。。という印象もあり(・∀・)・・・
ドラマ化もされたみたいですね。
DVDも見たいっす!
2012.08.16
乙一 著「死にぞこないの青」と「暗いところで待ち合わせ」を読みました。

「死にぞこないの青」は、担任の男性教諭からのいじめを受けた男の子が、
「アオ」という少年が現れる事によって、狂気も含めながら、立ち向かう姿を描いています。
意外と?ハッピーエンドな感じです。
ダメな大人が子供にやられるのは、けっこう爽快ですね。
「アオ」の描写がカッコ良かった。

「暗いところで待ち合わせ」は、孤独な盲目の女性の家に、
殺人犯として追われる男が勝手にあがりこみ
女性が侵入者に徐々に気づき始めると同時に、
少しずつ距離を縮めていくお話。
普通にいい話でしたw
どちらも乙一さんにしてはスッキリしたラストで、ヒューマンでハッピー。
面白かった(・∀・)!
2012.08.08
道尾秀介 著 「ソロモンの犬」を読みました。

小さな男の子が、飼い犬に引っ張られて、車に轢かれて死んでしまった。
その母親も数日後に自殺してしまう。
その場にいた、被害者の関係者でもある、大学生4人の男女が、
なぜ、事故が起きたのか、犯人がいるのか、
それぞれの恋愛事情とともに解き明かしていきます。。。
ぶっちゃけ、三途の川のくだりはよう分からんかったけど、
なかなか意表を突かれて、楽しかったです。
バベルかと思ったらBBQかよ。(ネタバレ)
教授がいい味出してます。
道尾さんの作品は恋愛ネタが多いように感じるのですが、
しかも三角関係とかドロドロしてるのが多いのですが、
何かのトラウマですかね。。。。w
女子には心が痛いので、あまりオススメしませぬ。。。
2012.08.04
「カールじいさんの空飛ぶ家」を観ました。
冒険家がきっかけで出会った幼い男の子と女の子が、
結婚して老人になり、先に他界してしまった妻との思い出の家を、
二人でいつか行こうと夢見ていた滝の上に丸ごと持っていくお話。
ご存知の通り、風船をくくりつけて飛ばします。スゴイですね。。。
たくさんのカラフルな風船、古くなっても可愛い家、家具、写真、
さすが、夢があってセンスがいいわぁ~
何度も困難にぶつかりながらも、妻への想いだけで
体力の限界を超えて進んでいくカールじいさんに感動します。
男の人って、こんなに女性を健気に想うことができるのね、、、
ウチのじいちゃんばあちゃんを思い出しました。
登場する、犬とか鳥がめっちゃ可愛い。
犬がしゃべるんだけど、本能には敵わないところも。。
ちなみに、風船の数は10297個らしいです。余談。
2012.08.02
「おおかみこどもの雨と雪」を観てきました(・∀・)
原作・監督 細田守
花(はな) 宮崎あおい
彼(おおかみおとこ) 大沢たかお
衣装 伊賀大介
劇中画 森本千絵
(え、衣装。。?)
狼男と恋をしてしまった女性が子ども(お姉ちゃんの雪と弟の雨)を産んで、
お父ちゃん死んでしまって半人半狼の2人を、
周りの人に支えられながら育てていくというお話です。
お父さんと雨(息子)のイケメンっぷりがすごい!
映像もキレイで、お母さんの愛に何度も涙しました。
やはりアニメは良いですなーなんでもあり(*´∀`*)w
全然関係ないですが、昔のドラマの「銀狼怪奇ファイル」が大好きでした。
んでもって、「カードキャプターさくら」の月城雪兎さんと
「幽☆遊☆白書」の蔵馬とか。。。つまり変身キャラフェチなんですね。
どこかにそんな人、いないかなぁ。。。。